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アメリカへ渡り、はや18年の歳月が流れました。当時2歳にもなっていなかった長女が、私自身が、失敗した受験戦争に巻き込まれないよう、そして私がもっとも苦手だった英語を机の上では無く、自然に耳から学べるようにとの願いから、渡米に踏み切りました。長女は生まれつき体が大きく、日本ではいつも特別視されていました。アメリカでも、小学3年生の時にはすでに6年生より大きく、あのまま日本で育てていたら萎縮してしまっていたかも知れません。ここは雑多な民族が暮らし、他人を必要以上に干渉しない、比較しない、そんな土地です。日本人に対する差別感情が無い訳ではありませんが、本当にのんびりとしたフレンドリーな西海岸の街で、娘たちは、希望どおり本当にのびのび育っていきました。
でも、アメリカに住んで、子供達をバイリンガルに育てる事は、たとえ両親が日本人でも簡単では無いと言う事を痛切に感じました。子供達に訪ねると「英語の方が、表現が簡単!」だと言うのです。
前述のように英語が苦手だった私もアダルトスクールに通い、カレッジにも行きました。でも元来の英語嫌いの上、高齢出産の次女の子育てに、仕事と英語の習得は、かなりのストレスでした。そこで私は、英語を勉強するのを一切止めて、「ママは、英語が全く解らない」で通しました。そのおかげで、ストレスも無くなり、渡米してから5年後に生まれた次女も同様に、期待通り自然な形でバイリンガルに育ってくれました。
現在、二人の娘達が、私の英語の先生です。40の手習いが、50の手習いに・・・でも頑張ります。

育児もひと段楽した時、今までボランティアで日本の学生さんのお世話をしていた私は、本格的にホームステイを仕事としてやってみようと思いだしました。
何故なら、アメリカの生活状況をよく知らないまま、全く異文化の国に送られてくる日本の学生。その学生を心待ちにして、ホストを引き受けてくれたアメリカのファミリーが、次々とやめていく現実を目の当たりにして、同じ日本人として見ていられず、抜本的に問題を見直してホームステイに取り組んでみようと思ったのです。
私が、オリエンテーションで、最初に言う事は、『シャワーは、10分です』、日本の学生さんは、まず
『え〜そんな事、絶対無理〜』と言います。でも、今までの経験で、一番の溝は、バスルームの使い方でした。トイレと一緒のバスルームを1人で、10分以上独占、そして、お水を出しっぱなしで、歯磨き、カリフォルニアは、他州からお水を買っているので、水を凄く大切にしています。日本のお風呂で、ゆっくりの学生さんには、かなりきつい事かもしれませんが、身体を綺麗にする所だと考えてください。勿論、この地域は、豪邸も多く、各部屋にプライベートバスルームも珍しくありませんが、お水に対しての意識は、同じです。ホームステイに入る前にそう言った日常の事を、オリエンテーションし、ホストファミリーに送りだせば、スムーズにホームステイができる、と考えたのでした。
さらに徹底したことがあります。一般募集で申し込みして下さったホストファミリーのお宅に面接に伺い、滞在する部屋、リビングルーム、キッチン、バスルームをこの目でじっくり見て、こちらの希望、要望を話します。
親日感情の高い家族、日本に行った経験のある家族を優先し、前述の訪問で人間的に暖かみのあると思う家族を選んでいます。我社のスタッフは、殆どが、留学経験者です。彼女達の経験によると日本の留学センターで支払う代金は、高額なのに、怖い地域に送られたり、ホストに充分な費用が、支払われていない為、食事が粗末だったり、部屋が汚い、ベビーシッターとして働かされた!と言う経験も少なくありません。現地がしっかりサポート出来ると言う事が、いかに重要か!と言う事です。勿論、素適なホストファミリーを紹介させていただくのですから、学生さんの方も日本まで出向いて面接、又はメールでのやり取りを通じてお話させていただきます。長年の経験により、マッチングにはかなりの自信があります。どうぞお任せください。

40歳の時、『20年ぶりの成人式』というタイトルで、高校の同窓会の案内が来ました。楽しかった高校時代がなつかしい年齢でもあり、20年振りの再会が夢にまで出てきたのですが、でも、当時まだ下の娘が4歳、渡航を悩んでいた私にアメリカの友人たちが、40歳の誕生日プレゼントにと日本行きのチケットを用意してくれました。
同窓会に出席した私は、一番遠い所からの出席と言う事で、スピーチをすることになりました。「アメリカに住んでいて、ホームステイの仕事をやっています。娘は2人です」と自己紹介したところ、校長先生からご指名を頂きました。
「毎年夏に100名の高校2年生を語学留学に送り出しています。でも募集人数を遥かに上回り、研修に参加出来ない生徒がいるので、君のところでも面倒を見てくれませんか?」と言うことでした。英語レベルの高い母校からのお話は、とてもやりがいを感じ、すでに7年間、個人的に学生さんのお世話をしていたので、それなりの自信もついてきた所でしたから、やってみますと即答しました。
充分なオリエンテーションしてからホストファミリーに預けるので、ホストファミリーから寄せられる学生の評判もどんどん良くなる一方でした。英語力の高い母校の学生たちを受けいれたことで、ホストファミリーと学生のコミュニケーションもスムーズに取れ、多くのホストファミリーに「参加して良かった。また参加したい」と感謝の言葉を言って頂けるようになりました。こうして、毎年企画するホームステイプログラムに対するホストファミリーの期待と信頼を得る事ができました。
何と言ってもここは最高の治安、素晴らしい自然、フレンドリーな人々。それがモントレーでホームステイする最大の魅力です。
Junko
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